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あなたは許せる? 夫の大きな長男化
~夫が大きな長男になってしまう理由~

「うちの大きい長男が~」。ママたちの会話のなかで、ときどき出てくる、このフレーズ。もちろん本当の長男ではない。夫のことだ。

ただでさえ育児や家事で忙しいときに、手伝うどころか、夫がさらに手のかかる「大きい長男」になってしまうのはなぜなのか。そして、それを妻側が受け入れているのはどうして? 精神科医で心理学に関する著書を多数持つ「ゆうメンタルクリニック」総院長のゆうきゆう先生に聞いた。

「夫が長男化してしまう背景には、『夫・妻の実家』の影響が大きいですね。 おそらく今の50代以上の男性であれば、『嫁が夫の世話をするのは当たり前』といった感覚がかなり根付いているはずです」(ゆうきゆう先生 以下同)

ひと昔前までは、男性の家事や育児への参加といった意識は非常に薄かった。

「ある世代以上の女性は『私たちの頃は、夫に洗濯や食器洗いなんてさせなかった』『夫が子どもの面倒を見るなんてなかった』と、自分たちの若い頃と最近の家庭のあり方を比べ、家事育児を平等にこなす夫に同情的です。そして、それをさせる妻には怠け者・恵まれすぎている・夫への尊敬が足りない、 といったお説教のような嫉妬心をあらわにします」

特に、それが自分の息子のこととなると、不満になるそう。夫の親にあたる世代は、息子に「家事などしなくていい」と教えている状態のようだ。
ただでさえ育児や家事で忙しいときに、手伝うどころか、夫がさらに手のかかる「大きい長男」になってしまうのはなぜなのか。
 
「そんな家庭で育った夫・妻には『結婚したら夫にはこう接する』『妻はこういった事をしてくれる』といった意識が根強く残っているため、夫が食後に食器をそのままにしておいても『仕方がない(妻)』『そのくらいはしてくれるものだ(夫)』と思い、多少不満を覚えても改善を促そうとはしません。また、改善を要求しても、非協力的な夫に諦めてしまう妻もいるんです」

そのため、経済的には夫が支えているとしても、「実質的な家事労働で家庭を支えるのは妻のみ」という状態を作り上げてしまうのだという。

「また、多くの男性は世間がいくら『イクメン』『カジメン』と持ち上げても、あくまで『サポート』としてしか関わろうとはしていません。社会も『男性がするべきことではないものをあえてしている男性』という意味で『○○メン』と呼ぶのでしょう」

「自分の育ってきた家庭」をベースとして家庭生活を営もうとする夫と、それに対する不満の落としどころとして使われるらしい「大きい長男」というフレーズ。決して「かわいいい」という意味ではないことを夫に伝えることは必要かも。
(田幸和歌子+ノオト)

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