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朝起きられない子……睡眠障害をチェックする4つのポイント
~子どもが朝起きられないのはなぜ?~

「朝、どうしても起きられない」という子は、「夜更かししているせい」「怠けているだけ」などと思われがち。

だが、「朝起きられないのは、単なる睡眠不足ではなく、睡眠障害と考えてほしい」と指摘するのは、同志社大学赤ちゃん学研究センター教授で、「子どもの睡眠と発達医療センター」センター長の小西行郎先生。

「寝つきが悪くなかなか眠れない、朝起きられない、途中で起きてしまう、たくさん寝すぎる『過眠』などは、いずれも『睡眠障害』という病気です」(小西先生 以下同)

睡眠障害か否かを確認するには、以下の4つのポイントがあるそう。

1、何時間寝ているか(子どもの年齢によって異なるが、小学校高学年でも8時間程度が望ましい。夜と昼では眠りの質が違うため、昼寝は含まない)
2、いつ入眠し、いつ起床するかの時刻
3、途中で起きていないか
4、毎日同じ睡眠時間(長さ)をとっているか

睡眠障害というのは、個人の頑張りでは1~2日なら登校できるものの、長い期間きちんとした生活が送れず、不登校などになっている状態をいう、治療が必要となるケースだ。
机に伏して寝ている男の子
 

●思春期前後に起こる「起立性調節障害」とは?

また、朝なかなか起きられない子が、小学校高学年から中学生くらいになると、さまざまな不調を訴え、小児科を繰り返し受診することがあるそう。

「思春期前後になると、朝起きられないことに加え、さまざまな体調不良を訴える子が出てきます。そうした子が病院で診察や検査を受けても何も異常が見られない場合には、『起立性調節障害』と診断されます」

「起立性調節障害」は自律神経の乱れによって思春期に起こりやすい疾患だ。朝起きられないことに加え、立ちくらみや頭痛、腹痛、疲れやすさ、全身の倦怠感などがあるほか、イライラや集中力低下などにより、成績不振につながることもあるそう。

「起立性調節障害の場合は、本人のやる気の有無ではなく、自律神経失調症の問題があるため、親が無理矢理起こしても逆効果の場合があります。また、朝起きられない、頭痛や倦怠感がある等のひどい不調をそのまま放っておくと、後に不登校につながる場合もあります」

「どうしても朝起きられない」と子どもが言う場合は、まず睡眠時間の長さや時間帯、途中の覚醒がないかなどを含め、「きちんと眠れているか」を見直してみること。

いずれかに問題がある場合には、重症化してしまう前に、睡眠外来など医療機関に一度相談してみるのも良いかも。
(田幸和歌子+ノオト)

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