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育てやすいいい子ほど要注意! アダルトチルドレンとは?
~育てやすいいい子ほど危険! アダルトチルドレンとは?~

“育てやすいいい子”は、親にとって理想的かもしれません。しかし、それが親の横暴さによるものだった場合、将来、親を苦しめたり本人がつらい人生を送る“アダルトチルドレン”になってしまう可能性も! アダルトチルドレンとは? 『1人でできる子になる テキトー母さん流子育てのコツ』の著者・立石美津子さんにお話を伺いました。

●親による子への言葉の暴力は“心理的虐待”

「アダルトチルドレン=(AC)の語源はアルコール依存症の親の元で育ち、成人しても内心的なトラウマを持つ人を指していました。今では、アルコール依存症などに限らず、虐待など健全な家庭環境ではない“機能不全家庭”のなかで育った人を指します。アメリカのソーシャルワーカー、社会心理学博士のクラウディア・ブラックがこの用語の生みの親として知られています」(立石さん 以下同)

“虐待”にも、身体的虐待、性的虐待、ネグレクト(育児放棄)、心理的虐待の4種あるという。

「このなかで、身体的虐待、性的虐待、ネグレクトのような明らかな虐待は、一握りかもしれません。しかし、“言葉の暴力”の場合、例えば『どうして〇〇ちゃんのようにできないの!』と、きょうだいやお友達と比較し続けたり、“いい子にしてないと可愛がらない”といった条件付きの愛情だったり、“〇〇できないと押し入れに閉じ込める”など、厳しすぎるしつけは、心理的虐待に入ります。つまり、一見、なんら問題のない普通の家庭に、アダルトチルドレンが生まれる要因があることがあります」

さらに、言葉の暴力は周りからはわかりづらく、そのぶん長期にわたって深い傷を負うことになるという。

「人格の基礎ができる幼少期に言葉の暴力によるストレスを受けると、大きな傷を負ってしまいます。身体的な傷もそうですが、心の傷はさらに癒えることがないのです。しかし、子どもというのは親に世話をしてもらわないと生きていけません。そのため、本能的に親に見捨てられないようにという意識が働き、親の気持ちをなんとか引き留めようと必死にいい子を演じるのです。アダルトチルドレンには、次のようなタイプがあります」
アダルトチルドレンとは?
 

●“どう育てられたか?”で、その子のその後の人生は変わってしまう

【アダルトチルドレン5つのタイプ】

(1) ピエロ
「家族に不和があることで、自らピエロになり面白い言動により家族を笑わせることに必死。しかし、本人は心から楽しんでいるわけではありません」
 ⇒将来像:人当たりは大変いいが、心は孤独感でいっぱいな人

(2) ヒーロー
「成績抜群、スポーツ万能など自分が完璧でいることで家族関係を保とうとします。つまり、家族の期待を一身に背負っているのです」
 ⇒将来像:世間体を非常に気にし、ストイックに自分を追い込む苦しい人生を送る

(3) ダメな子
「ヒーローとは真逆で、悪い子、ダメな子を演じることで注目を集めようとします」
 ⇒将来像:悪い行動とわかっていながら、社会的によくない言動で注目を浴びようとする。

(4) ちいママ
「家事の手伝いをこなし、下の子の面倒をみるしっかり者の世話役。まるで“小さなママ”のように振舞って、親の関心を引こうとします」
⇒親が子どもを当てにし、子どもは親を見捨てることができないと感じ、大人になっても縛られる。お互い共依存関係となり、親離れや子離れができない。

(5) ロストワン
「自分の存在がないように振舞って、手がかからないことにより、親から愛されようとします」
   ⇒将来像:大人になっても、意見し積極的にコミュニケ―ションをとるのが苦手。

「様々なタイプがありますが、どれにも共通することは“親に愛情をかけてもらおうと必死である”ということです。親の保護なしに生きていけない子どもにとってこれは当然のことです。しかし、そのツケが将来巡り巡って親に向けられたり、周囲に向けられたり、自分自身の生きにくさにつながっていくこともあります」

“どう育てられたか”で、その人の思考の癖ができたり、その後の人生が決まります。親として肝に銘じて子育てすることが大事ですね。
(構成・文/横田裕美子)

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