メディア個別 川上未映子 Vol.3 『注目作家に最新作やおすすめの本などを聞く おススメ本 その2』 | 気になる“あの人”のインタビュー | ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」
川上未映子 

川上未映子 Vol.3 『注目作家に最新作やおすすめの本などを聞く おススメ本 その2』
~気になる“あの人”のインタビュー~

いつだったか、わたしだって孤独で一生懸命でぎりぎりな、そんな恋愛をしたことあったような気がする……けどでもあれって気のせいだったのかな……って遠い目でちょっとどきどきしながら読みたい本!

≪川上未映子さんのおススメPOINT!≫

いいですよね、恋愛……って言いながら、思ってたより「恋愛小説」を読んでこなかったんだなあということを再認識したりも。でも、ここにあげた3冊は、恋愛における最大瞬間風速とか降雨量とか、多くの点で相当極まっている作品ばかりだと思います。しかも物語だけではなく、恋愛を、それにまつわる様々なことを、どのように書くことが可能なのか──つまり小説という形でしかふれることのできない「恋愛」が、ここにはあります。わたしは三島由紀夫の全体的にいい読者じゃないと思うんだけれど、「春の雪」は最高の恋愛小説だと思います。ううむ。

話の終わり

話の終わり

リディア・デイヴィス(著)、岸本 佐知子(訳)
出版社:作品社
年下の男との失われた愛の記憶を呼びさまし、それを小説に綴ろうとする女の情念を精緻きわまりない文章で描く。「アメリカ文学の静かな巨人」による傑作。
初夜

初夜

イアン・マキューアン(著)、村松 潔(訳)
結婚式を終え、初夜の興奮と歓喜。そしてこみ上げる不安。二人の運命を決定的に変えた一夜の一部始終を、細密画のような鮮明さで描き出す、優美で残酷な、異色の恋愛小説。
春の雪 改版 (新潮文庫 豊饒の海)

春の雪 改版 (新潮文庫 豊饒の海)

三島由紀夫(著)
出版社:新潮社
維新の功臣を祖父にもつ侯爵家の若き嫡子松枝清顕と、伯爵家の美貌の令嬢綾倉聡子のついに結ばれることのない恋。矜り高い青年が、〈禁じられた恋〉に生命を賭して求めたものは何であったか?
妊婦時代。少女でも、女でも、母でもましてや祖母でもない、わけのわからない状態になってしまっているときに真っ青になるほど膝を打ちつづけて読みたい本!

≪川上未映子さんのおススメPOINT!≫

妊娠&出産&育児の当たりまえをべりっとはがして、「一回きりの、このできごと」を見逃さずに、世間の常識に、新しい角度をどんどんつけてゆく本です。でも、くりかえし読んでると、「……なぜこの大事な本をわたしが何度も読んでるんだ……わたしより、もっと読まねばならない人間がいるじゃないか───!そう、すぐ隣に────!」って、ちょっと発狂しそうになるんですよね。そう、これは出産育児にかかわる、かかわるかもしれない、すべての男女必読の本だと思います。とくに、産後の女性の性欲にまつわるあれこれや、タブーについての踏み込みかたは、ほかに類をみないです。本気です。これこそ男性が読むべきなのにな。でもなかなか、こういう種類の本気の本って、男性って読まないよね。熟年離婚したくないなら&ほんとうのこととその対策が書いてあるから、どうか読んでほしいと切に願っています。

ママだって、人間

ママだって、人間

田房永子(著)
出版社:河出書房新社
あふれ出るこの想い、〈母性〉じゃなくてもいいですか!?妊婦のセックスから、産後ママのバトルまで、タブーなし、修正なし、待ったなしの、一線を超えた出産育児コミックエッセイ。「妊娠したら性欲は二の次」「陣痛は痛い」「育児は大変」「母乳が一番」……すごくよく聞くフレーズだけど、実際に妊婦&ママになってみると違和感だらけ!これって一体どういうこと?32歳A型の新米ママ・エイコは今日もいちいち立ち止まる!

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