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テキトー母さんが子どもを自立!?
~親の過保護と過干渉がいけない本当の理由~

我が子を自立させたい! と思いながらも、親はつい可愛い我が子に失敗させたくなくて過保護&過干渉で逆の行動をとってしまいがち。では、“真の自立”とはなんでしょうか? また、我が子を自立させるためにはどうしたらいいのでしょうか? 『一人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子さんにお話をうかがいました。

子どもは親の所有物ではなく一人の人間

「まず大事なことは、我が子は自分の所有物ではない、受精卵の時点ですでに違う人格であり、“一人の人間として接する”ということが大切です。でも当然、親として育てる責任がありますから年齢に応じて保護してあげなければならないですし、世話もしなければなりませんね。でも、その保護も度が過ぎてしまえば過保護になり、過干渉になってしまいます。その結果、何もできない、自分に自信のない子どもになってしまうという悪循環に陥りがちなのです。成人後、そして親亡き後、子どもは“一人の人間”として生きていかなければならないのですから、幼少期から親が先回りして困らないように手を出すのではなく、自分でやらせる。それこそが、自立への道なのです」(立石さん 以下同)

特に、幼い頃に小さな失敗の経験をさせることを恐れてはいけないという立石さん。

「失敗は可哀想…と親心で思ってしまうのもわかります。でも、そのときは可哀想ですが、それを全部とり除いて結果的に困るのはお子さんですよね? 例えば、いつも一番じゃなくて、たまに負ける挫折を多少経験しておけば、社会に出て挫折を味わうことがあっても乗り越えていけるわけです。だから、運動会で転んでビリになったりするとか、そういう体験を小さいときにいろいろ経験してない子は、就職活動で全社に断られたショックから耐えられなくなって引きこもりになってしまうケースなども起こりうるのです」

テキトー母さんが子どもを自立!?
 

我が子を受け入れることこそが自立につながる

もっとも怖いのは、親の育て方が、その子のものの考え方になってしまうことだそう。

「親が“何歳までにこれができなきゃダメ”“1位じゃなきゃダメ!”“100点じゃなきゃダメ!”などと言い続けると、子どもは一生、その価値観に苦しむわけです。どんなに頑張っても、周りが褒めてくれても、満足感が得られない。もっともっと…と思ってしまう思考になってしまい、親が他界したあとも、墓場から自分をコントロールする。その呪縛で苦しんだりする人もたくさんいるんです。子どもによっては、それが家庭内暴力や引きこもりにつながっていくこともあります。どうか、子育て中の短期間のスパンではなく、子どもの一生のことまで考えて、我が子にかける言葉の一つひとつをいま一度、振り返っていただきたいですね」

では、どういう子育てをしたらいいのでしょうか?

「完璧主義なお母さんになるのではなく、テキトー母さんになることです(笑)。テキトーという言葉に驚かれたかもしれませんが、決して“テキトーな子育て”は、“投げやりな子育て”ということではありません。親の価値観を押し付けたりせず、他の子と比べず、ありのままの我が子を受け入れる。だからこそ、子どもも自分にないものを嘆くことなく、他人を妬むこともありません。“自分は生きているだけで価値がある”という自尊感情が生まれ、後の人生のなかでどんな失敗をどれだけしても、壁にぶちあたっても、乗り越えていけるのです」

何があろうとも、親が最大の理解者であり味方であり続ける。その安心感こそが、お子さんの自立につながるようです。
(構成・文/横田裕美子)

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