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【実録】ママの部活・コーラス部のマウンティングって?
~実録・ママの部活動~

子どももやっと幼稚園生活が始まり、「やっと自分だけの時間ができた!」とばかり、開放的な気持ちになるママも多いはず。ましてや、行事が多い幼稚園生活では、係などで園に関わる機会も多く、「女子校生活再び!」 と懐かしく思うこともあるだろう。幼稚園によっては、手芸やコーラス、バレーボールとママ同士が交流する“ママの部活動”も盛んだ。そこでここでは、現役園ママに取材を敢行。実際に起きた“ママの部活事件簿”を紹介する。

●「偉そうに!」と嫌味を言われ…

「最初は、娘が『幼稚園の行事でお歌を歌うママたちがいるけど、ママはなんで歌わないの?』と聞かれたことから始まりました。うちの園はクリスチャンで、クリスマスやお誕生会など行事も多く、園には行事で賛美歌を歌うママたちのコーラス部があったんです」(Aさん 以下同)

Aさんの長女が通う園は、区でも大変な人気で、面接や自由行動で、5倍の倍率を勝ち抜いた子どもだけが入園できるという。

「プチセレブな感じですが、やはりヤンキーのママなどはいなくて、みんな上品。庶民的な一面もあるので、私は居心地が良かったですね。娘も私も、すぐにお友だちがたくさんできて、園生活を満喫していました。イベントを通して先輩ママの自宅にも招待されるようになり、“コーラス部に入ったら?”と勧められ、娘もそれを望んだので、6月の頭から遅れて入部したんです」

部長も優しく、Aさんの音感や歌声も良かったので、すぐに賛美歌を覚えることができたそう。元々、声をかけてくれた先輩ママが、園の会長だったこともあり、Aさんはすぐさま部のママたちと馴染み、ランチやお茶などを楽しむようになったという。

「練習は週に1度でしたが、クリスマス前になるとほぼ毎日練習していました。音大出のママも何人かいたので、クオリティは高かったですね。そんななかで、1人だけ、私の存在を疎ましく思うママがいたのです」

それが同じコーラス部にいたBさんだ。Aさんより、10歳ほど年上のBさんは、Aさんが入部した前後、自営の仕事を手伝っており、3カ月近く練習を休んでいた。

「休んでいたことも知りませんでしたし、最初にしっかりと挨拶をしないまま、私が部のママたちとキャッキャしていたのが気に食わなかったのか、一瞬で目をつけられてしまいました。私がしゃべる度に“あなたは誰?”みたいな顔でにらんでくるので、それに気づいてからは私の方から挨拶しましたが、“ふーん”と言われておしまいでした(笑)」

悲運なことに、運動会で同じ係になってしまったAさんは、こんな嫌味を言われてしまう。

「“私がいない間にコーラス部に入られたのよね? いきなりずいぶんお偉くなられたようで…”と言われ、一瞬“!”となりましたが、私は“偉く”の意味がわからず、苦笑いするしかありませんでしたね」
嫉妬
 

●”女の嫉妬”から生まれる相手の言動はスルーしてよし!

その後もママたちとの部活を楽しんでいたAさんは、近しいママたちに、この事件を相談したという。

「みんながみんな口をそろえて“あの人は変わってるから、相手にしちゃダメ”と言うので、ホッとしました。あまり友だちもいないようで、そのうちコーラス部にもこなくなりましたね。“いったいあの嫌味はなんだったんだろう?”と思いましたが、後日、あわててロングコートにクロックスでお迎えに行ったら、“あ~らステキなファッションね”と嫌味を言われたこともありました(笑)。とにかく、何かと私のことがいけ好かない様子でした」

この一連の事件について、心理カウンセラーの渡辺晴美氏はこうアドバイスする。

「ここでは、『嫉妬』ということが大きく影響しています。AさんとBさん。二人はとても対照的です。人当たりがよくて周りにすぐに溶け込めるAさんに対し、対人関係が苦手なBさん。Bさんは、久しぶりに参加したら、“場の雰囲気を明るくしている知らない人がいた”と疎外感を感じ、『自分の居場所がなくなった』と思ったのでしょう。それと同時に、“自分に疎外感を感じさせたのはAさんだ!”と逆恨みしてしまったのです。人は、“欲しいものが自分には手に入らない”と思うとき、『嫉妬』の感情が沸き起こり、相手を引きずり落したくなります。そういう相手の言動をそのまま真に受けると影響されてしまいますので、こういう場合は、Bさんの言動を文字通りに受け止めないようにするのがベストです」(渡辺氏)

ママの部活で思わぬ嫉妬を買ってしまったAさんだが、渡辺氏が提案したように、そのままスルーで攻撃を交わし、さらなる悲劇に襲われずに済んだ。“出る釘は打たれる…”は、ママ友の世界でもありがちなようだ。

(取材・文/吉富慶子)

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