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相次ぐ雪崩 どんな時起こりやすい?遭遇したらどこに避難する?
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全国で雪崩による被害が相次いでいます。福島県の二本松市などにまたがる安達太良山では、27日1人が意識不明の重体に、同日栃木県の那須湯本では、男子生徒7人と教員1人の計8人が搬送先の病院で死亡しました。

たまたま同日に発生した雪崩。何か気象的な規則性があるものなのでしょうか?

●雪崩の発生件数を調べてみるとバラつきが多い

気候による影響が大きいのならば、何かしらの規則性があるのかも知れない。そう思い立ち、まずは、国内で冬季に発生した雪崩災害の発生状況を調べてみることに。社団法人日本雪氷学会が調査した雪崩災害発生件数によると、近年では平成17年~18年の雪崩発生件数が異様に多く、「道路関連」と「集落・作業・レジャー・その他」、合わせて160件を超える。その他の年に関しては、累計で10件程度(平成18年~19年)の年もあれば、60件程度(平成16年~17年)の年もあり、雪崩はその年によって発生件数が大きく異なるようです。

雪崩には、表面の積雪部分が崩れ落ちる「表層雪崩」と、すべての積雪が崩れ落ちる「全層雪崩」があります。雪は落下しようとする力と路面への摩擦力、雪のつぶ同士の結合力で結びついており、これらのバランスが取れているうちは雪崩は起きないものの、短時間に大量の降雪があった場合、凍った根雪が滑り台のようになることから、「表層雪崩」が起きやすいとのこと。

実際27日の天気を振り返ると、25日に宇都宮地方気象台が17時38分に発表した情報を振り返ると、26日の18時までの24時間に予想される降雪量は、北部山地で20cm、南部山地で5cm。その後も降り続け、降雪はさらに増えると予想されていました。根雪の上に短時間に大量の降雪があり、それらが重みを増したことで表層雪崩を起こした…ということなのでしょう。
雪崩
 

●もしも雪崩に遭遇したら避難場所は?

表層雪崩の速度は速く、時速100~200km/hと言われています。もしもいち早く雪崩を察知したら。どこに逃げるべきなのでしょうか? 調べてみると、雪崩が発生しやすい地域には地震時と同様に、雪崩発生時の避難場所が設定されており、雪崩ハザードマップというものも存在するそう。雪深い季節に山間部に行く場合は、事前にハザードマップをチェックしておいた方が良いでしょう。

新潟県魚沼市は、雪崩の危険がある時の雪面の見極め方もウェブサイト上に公開しています。山の尾根から雪が張り出した「雪庇(せっぴ)」や雪の斜面に裂け目が入った「クラック」、雪の表面がお風呂でふやけた指先のようにしわしわになっている「雪しわ」など、ポイントはいくつかあるようなので、こちらもハザードマップと一緒に確認を。

楽しい冬の雪レジャーを安全に過ごすためにも、正しい雪崩の知識を身につけましょう。
(文・団子坂ゆみ/考務店)

※参考 http://www.city.uonuma.niigata.jp/docs/2015020200642/file_contents/tebiki.pdf
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