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子どもの「英語力」に悪影響な親の習慣とは?
~子どもの言葉にまつわるとても大切なこと~

日本のグローバル化が加速するなかで、“わが子に幼児期から英語教育を!”と考える親御さんはますます増えています。しかし、早くから英語に触れさせたいからといって、日常的に “アイスをゲットしようね!”“時間がタイトよ”などの英語まじりの言葉で話しかけたりしていませんか? 実はこの習慣は英語力が育たなくなる危険性があるそうです。そこで、『1人でできる子になる テキトー母さん流子育てのコツ』の著者・立石美津子さんにその理由についてお話しを伺いました。

●子どもの幼児期に英語まじりの変な言葉を教えるのはとても危険!

「最近、ママが日本語と英語をごちゃまぜにしたおかしな言葉を使っているのをよく耳にします。しかし、まだ日本語の基礎がちゃんとできていない幼児期の子どもに英語まじりの変な言葉を教えることはとても危険です」(立石さん 以下同)

例えば、以下のように日常会話のある部分だけ英語に置き換えた言葉を使っていないだろうか?

「このピザ、ママとシェアする?」
「ママとハグしよう!」
「時間がタイトだから急いで!」
「アイス、ゲットしに行こう!」

思わずドキッとした親御さんも多いのでは? では、このような言葉を親が使うことが危険な理由とは?

「言葉というのは、特に優れた才能や言葉のセンスがなくても、日本に生まれれば日本語、アメリカに生まれれば英語、フランスに生まれればフランス語を自然と話すようになりますね。つまり、子どもは生まれた直後から主に親の言葉遣いを聞いて“母国語”を習得していきます。しかし、生まれたときから日本語と英語をまぜた言葉が飛び交う環境にいたら、肝心な正しい日本語が入ってこないのです。つまり、母国語の基礎がメチャクチャになってしまう危険性があります」

先ほど挙げた例を日本語に置き換えてみると…。

「このピザ、お母さんと分けようか?」
「お母さんが抱きしめてあげる」
「時間がないから急いで!」
「アイスクリームを買いに行こう!」

「“お母さん”をすでに“ママ”と教えられているお子さんもいますよね。その場合は、無理に“お母さん”にしなくてももちろんよいですが、せっかく日本人に生まれたのですから、“お母さん”と呼ばせてあげる。というのも、教育のひとつかもしれませんね」
子どもの英語力に悪影響な親の習慣
 

●英語をマスターさせる方法は、“完璧な英語”を聞かせること

では、英語をマスターさせる方法とは?

「それは、完璧な英語を聞かせることです。例えば、お父さんがアメリカ人で英語しか話さない、お母さんが日本人で日本語しか話さない環境で育った子は、英語も日本語もきちんと話せるようになるといいます。なぜなら、子どもはお父さんとしゃべるときは“英語モード”、お母さんとしゃべるときは“日本語モード”に自動的にスイッチが切り替わるからです。つまり、二つの思考回路があるということで、子どもは完璧な二か国語をマスターします。これが本物のバイリンガル教育です」

そうは言っても、なかなかこういった環境をわが子に与えてやるのは難しい。ならば、せめて母国語の基礎を習得する大事な時期に正しい日本語を習得させることを心掛けることが大事だという。

「今や、英語を話せる日本人は山ほどいます。しかし英語を使った職業で食べていけるようになるには、実は“日本語の語彙数”をどれくらい持っているかが重要なのです。例えば、“同時通訳”という仕事がありますね。英語を聞いて自分の頭のなかにあるどの日本語がもっとも適しているかを瞬時に判断し、声に出していく職業です。これは、母国語力が高い人でない限り就けない職業と言っていいでしょう」

しっかりとした“母国語の土台”を作っておくことは外国語を学ぶときだけに限らず、コミュニケーションの原点だと、立石さんは話します。

「我々が、普段人と話すときも、場面や人に応じて言葉を使い分けています。言葉の引き出しが多いほど、人とのコミュニケーションが円滑になり、理解が深まるのです。しっかりとした母国語の土台あってこそ、その先の“ゆるぎない英語力”につながっていくのです」

言葉を習得する幼児期の言語環境が、いかに大事かということを忘れてはいけませんね!
(構成・文/横田裕美子)

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