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子どもを“無気力症候群”にする親のNGな特徴とは?
~ある日不登校に?急増する無気力症候群~

元来、一生懸命な頑張り屋だが、ある日突然、学業や仕事など、本来一番すべきである「本業」に対して、無気力になってしまう状態を、“無気力症候群”と呼ぶ。あらゆることに無気力なのではなく、趣味などには積極的に参加できるという点もひとつの特徴とされ、この無気力症候群が、今学生の間で急増しているという。そこで、児童学を専攻し、『オーダーメイド個別指導塾 Wing-School』代表を務める藤島千春氏を取材。子どもを無気力症候群に陥らせないためのアドバイスを聞いた。

●無気力症候群の特徴とは?

塾を経営するにあたり、無気力症候群になった子どもの事例を目の当たりにしたことはあるのだろうか。

「あります。私の塾でお預かりさせて頂いた時点で、すでに五月雨登校になっていたお子様でしたが、中学受験にて希望の学校(お母様の母校)に進学したものの、想像していた学校生活とは違ったとのこと。また、学校の雰囲気とお子様のペースが合わず、毎日やっとの思いで学校に通っていたようです。出会った当初は顔色も悪く、遅刻や早退もかなりあるとお聞きしていましたが、勉強面で遅れたくないという思いと、お子様の居場所を作りという観点から、通塾して頂くことになりました。塾ではとても明るい印象でしたが、その後、とうとう学校内で過呼吸になってしまい、心身とも疲弊。悩まれた末に、退学、転校をご選択されました」(藤島氏 以下同)

過干渉
 

●こんな親が子どもを無気力症候群にする!

子どもを“無気力症候群”にしてしまう親の特徴とは?

1.保護者の経験での尺度があり、子どもに理想を押し付けてしまう
「子どもは親の思うようにはいかない、とよく言われます。親が得意なことが子どもも得意とは限らないですし、親が苦手だったことは子どもも苦手だったりします。例え親子といえども“別の人間”です。親自身の出来る・出来ないを基準にしてしまうと、子どもはかなりの負担を抱えることになります」

2.両親の教育方針が一致していない
「母親に任せっきり、父親に任せっきりはいけません。受験は誰のため、何のためにするのかということを、日頃から夫婦の間で話し合い、教育方針は統一しましょう。受験間際になって両親がもめるとお子様の心が不安定になりますし、入学後も家庭内で問題が起きてしまう可能性があります」

3.否定から入る
「こういう親御さんに育てられると、自分に自信がなくなり自己肯定感が低くなります。一見、親に支配されているように映りますが、ある段階がくると、お子様が押し殺していた気持ちの決壊が起きてしまいます」

4.情報に過敏、または振り回される
「受験生の親は不安でいっぱいです。教育雑誌の記事やネットの情報に惑わされ、挙句の果てに、“私は子どもの為にこんなにやっている”と主人公が入れ替わってしまうケースもあります。そして気づかないうちに、子どもをミスリードしてしまうことになるのです」

最後に、「わが子が学校の授業についていけない」「学校が楽しめない」などの事態に陥らないために、受験の段階で親が気をつけること、志望校を決める際に、親が注意しなければならない点を聞いた。

「入学後、万が一に学校生活が送れなくなってしまうという事態を避けるためにも、お子様に“もし自分がこの学校に入ったらどういう学校生活が送れるだろうか”“この学校に通うことでその先の人生にどう影響するだろうか”というビジョンを抱かせるといいかもしれません。そのためにも、志望校を選ぶ時は、気になる学校の説明会には必ず出席し、偏差値だけでは見えてこない“学校の魅力”をいかに親子で探すかがポイント。“親子で納得した上で志望校を決定する”ことが何よりも大切です」

子どもの将来を決める時は、いつ何時も親子で相談し、逃げずに真正面からぶつかって答えを出そう。親の価値観を基準にせず、子ども自身が決めて出した結論ならば…どんな苦難が生じても、きっと乗り越えることができるはずだ。

(取材・文/吉富慶子)



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